「僕はサッカーフリークだから」
「わたし、ファッションフリークなんです。」
最近、日本でもよく耳にするフリークという言葉。
「何となくニュアンスはわかるけど実際どういう意味?」
そう思われたことはありませんか?
この普通に使われつつある「フリーク」という言葉、よく知ったら強いニュアンスがあることに驚かれるかもしれません。
この記事では、フリークの意味や似た言葉の違いなどについて説明していきますね。
目次
フリークの意味

「熱狂者」「熱狂的なファン」という意味があります。
英語では Freak と表記します。
しかし、英語のFreakには単に熱狂的というだけではありません。
実は、「変わった人」という意味合いもあり、さらには「奇形」「奇人」「麻薬の常用者」といった意味も含まれています。
ですから、「熱狂的」の度合いが「普通ではない」、「通常とは違う」という強烈な表現です。
フリーク 日本での使われ方
日本では、物事に熱狂している人、また心酔している人、といった意味合いで使われていることが多いです。
しかし、Freakの原義を考えてみると、「奇形」といった意味があり、ネイティブからしてみれば、日本で普通に使っているニュアンスとは違い、強烈な印象を与えることになります。
フリークと似た言葉として

ファン
「熱心な愛好家」、「熱狂的な支持者」という意味です。
「私は〜のファンクラブに入っています。」
「僕は鉄道ファンです。」
など普通の日常会話ですね。
日本語では「熱心に応援する」といったニュアンスで使われています。
しかし、英語のfanは熱狂の度合いが激しいものを指す場合があります。
fanとは「狂信者」を意味す「fanatic」(ファナティック)の略からきているからです。

マニア
「僕はコレクトマニアだから。」
マニアもよく使う言葉です。
マニアとは「熱狂」という意味です。
「一つのことに熱狂する人」「傾倒する人」というニュアンスがあります。
マニアの語源はギリシャ語の「狂気」からきています。
英語では「Mania」と表記します。
熱狂している状態のことをManiaといい、熱狂状態にある人のことをManiacと言います。
しかし、日本では熱狂している人を表す言葉としてもマニアで通っていることが多いですね。
フリークとファン、マニアの違いとは?

いずれも「熱狂」という意味で使われますが、含まれるニュアンスが少しずつ違っています。
フリークの形容詞には、風変わりな、変わったという意味があり、動詞には「幻覚症状を起こす、興奮する、異常な精神状態になる」という意味も含まれます。
ですから、ファンやマニアよりネガティブな意味でもっと強烈な意味が含まれていると言えます。
フリーク まとめ
自分がどれほど熱狂的にハマっているかを表す度合いとして、あるいはただ単に「好き」のレベルではないのだということを強く印象付けようとして、周りとの差をつけるためにある意味ショッキングな表現を用いようとするかもしれません。
また、その言葉が普及することにより、一般的にみんな使っているから、流行っているからと、実は意味がよくわからないまま使ってしまっていることってあるかもしれませんね。
しかし、英語の日本ナイズされた言葉が原義とは違ったニュアンスを持つようになり、それを聴いたネイティブスピーカー達が驚くといったことも起こりえます。
意味を知ったら自分が実はとんでもない言葉を発していたなんてこともあるかもしれませんね。
言葉だけ一人歩きしないように理解した上で使っていきたいですね。
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