Mind

相手を許すためにできること 習得するための4つのヒント

2020-09-08

誰かにひどいことをされて「絶対に許せない」と思ったことはありますか?

また、深く傷つくようなことを言われ「二度と許すもんか。」と思っていますか?

理不尽であったり、不当な扱われ方、失礼な態度など経験するとそう思ってしまうこともありますね。

あるいは、本当は許したい気持ちがあるけれど、それがなかなかできないと苦しんでいるでしょうか?

自分は本当に相手を許すことはできるのか、不安になってしまうこともあるかもしれません。

この記事では、相手を許すことは習得できること、そのためのヒントを取り上げます。

目次

なぜ相手を許せないのか 相手を許すということの誤解

ではまず、なぜ許せないと感じるのでしょうか?

 

もし許してしまったら相手のやったことに対して多めに見ることになってしまうのではないか。

あんなひどい事をされて何事もなかったかのように振る舞うことなどできない。

許したらされた事を忘れなければならないのか。

また同じ事をされるのは絶対に嫌だ。

 

と考えるかもしれません。

では、このままで良いのでしょうか?

 

 

 

相手を許さなかったらどうなるかを考える

実は、許さないで相手に恨みを持ち続けて一番苦しむのは、相手ではなく自分自身です。

恨みや怒りの感情というのは本当に不快なものです。

時として怒りのゆえに人生を狂わせてしまったり、精神的にダメージを受けうつ病を引き起こしてしまうこともあるのです。

自分を惨めにさせ、感情的な傷が深まるのは自分自身だということを覚えておきましょう。

 

 

相手を許すと現実はどうなるか

では、相手を許すとどうなるでしょうか?

相手に対する反感が弱まるため、内面の幸福が増します。

人間関係が改善されるため心の負担が減ります。

 

相手を許すには 感情が癒えるまで時間が必要

許すには感情が癒えるまで時間が必要

 

とはいえ、相手からひどい仕打ちをされたと感じ、感情が傷ついているわけですから、まず、その感情をある程度癒さなければなりません。

それは、仕返しをしたり復讐心に燃えることにより自分の傷ついた心を癒すのではありません。

まず自分の感情を分析してみることです。

時間をとり自分を落ち着かせましょう。

こんな話を聞いたことありませんか?

あるいは似た経験を自分もしたことがあるという人もいるかもしれません。

 

ある人が家族と言い合いになった。

言われたことに深く傷つき、もう許せないと思い泣きながら家を飛び出した。

夢中で走っているうちに森の細い小径に入り、鳥のさえずりが聞こえてきた。

木々の葉が優しく揺らめく音、静かな湖畔のさざ波、美しい花々と接しているうちに自然と心が落ち着き、口笛を吹きながら帰路についた。

 

という話です。

もちろん、こうした話ばかりではないかもしれませんが、時には環境を変え自分の感情を整理してみる事も大事かもしれません。

 

どうすれば相手を許せるようになるか

どうすれば人を許せるようになるか

1、自分を落ち着かせる

相手を許せないと思っているときは感情が高まっているため、ひとまず自分を落ち着かせましょう。

 

2、自分の感情を分析する

 

本当にこれは許せないほど重大な事だったのだろうか?

自分は相手のどんな言動に傷ついているのだろう?

 

など自問してみましょう。

自問しているうちに自分の中で解決してしまうこともあります。

でも分析してみてやっぱりこれは自分で許す範疇を超えているなと思ったら・・・

 

3、穏やかに話し合う

ポイントは穏やかさです。

感情的になって相手を責めてしまうなら、再び再燃してしまいもっと溝が深まってしまうかもしれません。

「自分はこんなふうに言われて実は傷ついてしまったんだ。」

そう言われ心ある人なら申し訳なかったと思い謝まってきて和解することもできるかもしれません。

再び同じ事をされるのではないかという不安がある場合は、そのことについても率直また穏やかに話します。

そうすることにより、相手に自分の気持ちを理解してもらい自分も相手の気持ちを理解することに努めるのです。

 

4、自分も失敗することがある事を認める

自分も意識、無意識問わず相手を傷つけてしまっていることがある事を認めましょう。

そういう時やはり相手に自分を許してほしいと思うのではないでしょうか?

相手も同じです。

 

 

相手を許すことは問題を軽視することではない

ここまで考えてきたように、許すことは問題を多めにみることでも、軽視することでもありません。

逆に、それと向き合いよく熟慮した結果導いた答えと言えます。

また、何もなかったかのように振る舞うことでもありません。

それでは、ただ許すという事を演じているだけですね。

問題を分析し相手を責めたり、復讐心を抱いたりしないという意味で許すのです。



相手を許すこと まとめ

人を許すこと まとめ

相手を許さないでずーっと恨みの気持ちを持ち続けた方がある意味、楽な時があります。

なぜなら、恨みの気持ちから抜け出し、相手を許そうとすることには物凄いエネルギーが必要になることがあるからです。

しかし、相手を許した時に得られる内面の爽やかさ、幸福、平和な対人関係はそのエネルギーを大いに上回る益があります。

時として問題の大小にもより難しい場合があります。

でも、まず当てはめてみることです。

許した後の結果を思い描き、是非実践し爽やかさを味わってください。

 

あなたにオススメの記事

打たれ強い人になるには?

アイデンティティーとは何?その確立とクライシスについて

ポジティブシンキング?ネガティブシンキング?改善するヒント

お名前.com

 

戻る

メッセージが送信されました

警告
警告
警告
警告

警告。

 

 

 

    -Mind

    © 2025 Ciel no Etude