「自分らしさとは何?自分って一体何者なんだろう。」
そう思われたことがありますか?
自分らしさとは?
いわば人生を模索し、自分探しの旅に出る若者も多いようです。
あなたもそうですか?
目次
アイデンティティとは?
アイデンティティという言葉を聞いたことはありますか?
聞いたことあるけどよく分からなかったという方も多いと思います。
少し難しいのですが・・・
自我同一性 という意味です。
自我同一性って一体何?何が同一なの?と思われるかもしれません。
本能と理性、また理想の自分と現実の自分と表現される事もあります。
自分はこうありたい、こういう生き方をしたいという自己のイメージと現実に存在している自分の姿が同一かどうかという事です。
アイデンティティ 自己探究の道

でもまず、理想の自分、自分はこうありたいというイメージが持てず悩む、そんな時期もありますよね。
自己探究の時期、探す期間を『モラトリアム』と言います。
特に大学生の時期、学生時代が終わり、自分が何者かになって「これからどんな生き方をしていけば良いのだろう」と悩んだり、心の葛藤を抱える人が多いと思います。
自分の存在価値とは何か?また、これから大切にしていくものは何か?模索していくわけですね。
アイデンティティ 自己形成、自己実現
こうして模索した結果、こうありたい自分のイメージが形成され(自己形成)、それに向かって努力し理想の自分に近づけた時、心身ともに充実し自己実現(アイデンティティの確立)へと達する事ができるのです。
アイデンティティ クライシス

ところが、順調にすぐ自分らしさを見つけられたり、イメージを形成できたりするわけではない時もあります。
また、果てしない理想を追い求め過ぎたり、現実とかなりかけ離れ過ぎていると感じて苦しんだり悩んだり・・・
心理的な危機状態になる事があります。
これを自我同一性の喪失、英語ではIdentity Crisis(アイデンティティ・クライシス)と言います。
こんなはずではなかった、と挫折を感じたり、焦りや混乱の中もがき苦しむ状態です。
アイデンティティ クライシス どうやって乗り越えられるか?

悩んでいるのは自分だけではない
悩んでいるのは自分だけではない事を覚えておきましょう。
迷い苦しんでいる人は多いのです。
完璧なアイデンティティは存在しない
理想と現実が完全に一致するケースは少ない、いや、ないかもしれません。
その事を自分に教え込みましょう。
バランスを持って客観的に自分を見つめる事も大切です。
新たなアイデンティティを築くチャンス
もう一度自分を見つめ直しましょう。
今の自分と少し前の自分は願っている事が異なる場合があります。
自分に向き合い、自分はどうありたいのか再度自分の心の声を聞く事も大切です。
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人生のステージによるアイデンティティ
興味深い事にアイデンティティのこの過程は人生で一度だけではないという事です。
大学生ごろの青年期、40代ぐらい人生の中間期に再び訪れたり、
また結婚、転職、親の介護、女性の場合は、出産、育児など人生のステージにより思考や価値観が変わってきます。
自分に対する自分らしさを求める気持ちも変化します。
アイデンティティ 最後に
自己実現ができている時は内面が安定し、アイデンティティ・クライシスを経験している時は、絶望や苦しみを経験します。
人生は、常に揺らぐのではないでしょうか。
人生山あり、谷あり。理想どうりの完璧な人生なんてあるでしょうか?
まず、辛い時期も受け入れ、極度に苦しまないようにバランスを持った見方でうまく切り抜けていきましょうね。
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