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新米のススメ あきたこまち米 コシヒカリ米 ササニシキ米の味とは?

2020-09-30

新米の季節ですね。

もう今年の新米召し上がられましたか?

「新米食べたいけど、どの銘柄が良いかよくわからない。」

と思われますか?

この記事ではオススメの日本を代表する3大銘柄をご紹介します。

あきたこまち、コシヒカリ、ササニシキです。

それぞれのオススメを解説していきますね。

 

目次

あきたこまち米

こんな人にオススメなお米です。

お米の程よい甘味とモチモチ感を好む方。

 

あきたこまちのお米とは

「寒冷な気候の秋田県で栽培できるコシヒカリタイプのお米を」ということをコンセプトに開発されました。

コシヒカリに奥羽292号を掛け合わせ作られ、全国トップクラスの人気、知名度を誇り、秋田を代表するお米となりました。

食味試験では最高評価の特Aランクを獲得し、当時のササニシキやコシヒカリを上回る評価を得たほどです。

しかしあきたこまちは、今でも品種登録がされておらず、残念ながら知的財産としての証明はされていません。

そのため、全国で作ることができ日本の数あるお米の品種のなかで3番目に多い生産高となっています。

作付けの増加に伴ってあきたこまちの味にばらつきが目立つようになり、2010年と2011年には最高評価の特Aランクを逃しました。

またそれに加え開発された品種が次々と出てくるブランド米の戦国時代となり、価格が急激に下がりました。

そのような苦しい状況の中でしたが、全国の生産のうち作付面積80%のシェアを誇る秋田県、特に穀倉地帯である県南産のあきたこまちは平成24年以来連続して特A評価を獲得しています。

そんな秋田県を代表するあきたこまちは、秋田美人の原型ともなったあの”小野小町”にちなみ「末長く愛されるように」という意味が込められたとおり今でも多くの人々に愛されているのです。

あきたこまち米の味は?

コシヒカリを親に持つあきたこまちは、親譲りの味の良さがあります。

香りも良く、粘りもありモチモチとしたやや固めな食感が特徴のお米となっています。

ツヤツヤとした透明感、旨み・程よく優しい甘み・適度な粘り・歯ごたえ・柔らかさなどトータルでバランスがよく、完成されたお米と言われています。

また味が濃すぎないのであっさりと食べられ飽きが来ないことも特徴です。

食味ランキング最上位の「特A」ランクに幾度となく選定されている秋田のソウルフード。

まさに万人に好まれる味といえるでしょう。

あきたこまち米の美味しい食べ方

味が濃すぎないお米なので、幅広いおかずに合います。

コシヒカリよりも甘味があっさりしているのが特徴のお米で、刺身やお寿司、煮物、うな重や丼ものといった和食にもよく合います。

あきたこまちは吸水性が悪いのが難点なお米です。

ですからお米をおいしく炊くためには、給水時間を長くとるようにしましょう。

また水加減も多めにすれば、柔らかめが好きな人もおいしく食べられます。

炊きあがりは透明感のあるつやがあり、ふっくらとしています。

他のお米よりも水分含有量が多いのも特徴で、炊き立てはもちろん、冷めても美味しいお米です。

そのためお弁当やおにぎりなどに良く合います。

あきたこまちは玄米でも発芽玄米でも粘り気が強いためパサつかず良い食感を楽しめます。

しかし粘り気が強いため、チャーハンなどパラパラに仕上げたほうがおいしい料理には不向きとなります。

おかずの味を引き立たせ甘味のあるモチモチとした美味しいあきたこまちの新米を是非ご賞味ください。

コシヒカリ米

こんな人にオススメなお米です

お米自体の旨味や香りモチモチ感を好む方。

 

コシヒカリ米とは?

日本人なら誰もが耳にしたことがある「コシヒカリ」は、日本で一番食べられている人気のブランド米です。

新潟県のイメージが強いコシヒカリですが、実は発祥は福井県です。

1956年コシヒカリは福井県の農業試験場で生まれ、気候や風土が栽培に適し、倒伏や収穫時期などの問題を解決できた新潟県(農業試験場)によって育てられました。

漢字では「越光」と書き、新潟県(後)と福井県(前)にちなみ「の国に輝く米」という願いを込めて「越光(コシヒカリ)」と名付けられました。

当初、病気に弱く倒伏しやすいコシヒカリの栽培はむずかしかったものの、現在では栽培しやすいように改良が重ねられ、全国各地で米が栽培されるようになりました。

コシヒカリの産地は、北海道、青森、沖縄を除く東北から九州まで各地に及び、米の国内栽培面積の1/3を占めるほどになっています。

気候や風土の異なる日本各地で栽培されていますので、同じコシヒカリと言っても特徴が異なってきます。

東北のコシヒカリは比較的柔らかくて粘り気が強い点が特徴であり、お米の産地が南下するにつれ粘り気が弱まる特徴があります

新潟産のコシヒカリは、お米のツヤや粘りのほかに、独特の甘みを特徴とすることからコシヒカリの中でも高評価を得ています。

特に有名なのは魚沼産のコシヒカリです。

恵まれた気候条件によって魚沼産のコシヒカリは最高クラスのブランド米となり何十年も連続で最高食味評価の特Aランクを獲得し続けています。

その美味しさを活かしコシヒカリから生まれた米の新品種として「あきたこまち」や「ひとめぼれ」などが開発されてきました。

日本各地で盛んに米が栽培されており、人気、味、生産量において長年日本一の座に輝く人気が高い銘柄です。

コシヒカリのお米の味は?

コシヒカリの味の最大の特徴は、ふっくらもっちりとした程よい粘り気と、強い旨みです。

美しい艶のよい見た目・強い粘り気のある食感・旨味の強い味、芳香な香りすべてにおいてバランスが取れており、「おいしいお米の代名詞」や、「お米の王様」と呼ばれています。

みずみずしいお米は炊き上がった時ひと粒ひと粒が美しく艶やかに光り輝き、香りも豊かです。

歯ごたえも適度な柔らかさを感じられます。

コシヒカリの美味しさの秘訣は、米の主成分であるデンプン「アミロース」と「アミロペクチン」のバランスが絶妙であるということです。

そのため程良い粘りと旨みの濃さを感じることができるのです。

コシヒカリ米の美味しい食べ方は?

コシヒカリは、お米本来の味や香りが強いので、薄味の和食よりも味付けの濃い料理との相性が良いです。

ハンバーグやとんかつなどの料理にも負けない、濃い味のお米です。

またコシヒカリはうま味の強さが特徴のため、漬物やおひたしなどのさっぱりした和のおかずとともにいただくならコシヒカリの旨味をしっかりと味わうことができます。

コシヒカリは、冷めてももちもちしていて美味しいので、お弁当やおにぎりにして食べるのもオススメです。

どんな料理にも相性がよいことから、一般家庭はもちろん、飲食店でも使われていることが多いようです。

しかし粘り気が多いので酢飯やチャーハンなどのお米を調理する料理には不向きです。

強い旨みと香り、粘り気が魅力のお米ですので、さっぱりとしたお米を欲している人には向かない個性の強いお米であるともいえます。

ササニシキ米

こんな人にオスススメなお米です

お米のさっぱりとした口当たり上品な味を好む方。

 

ササニシキ米とは?

ササニシキは、1963年に宮城県でササシグレとハツニシキの子として誕生しました。

ササニシキは、開発当初は寒さの厳しい東北地方でも病気に耐性があり、収穫量も多いことから先進的な米となり、1990年には20万ヘクタールを超える作付け面積を誇り最盛期にはコシヒカリに次ぐ作付け第二位になりました。

しかし、1993年冷害に弱く、倒れやすいササニシキの弱点が明らかになり「米の横綱ササニシキ」と呼ばれた繁栄期に影が差します。

その翌年1994年には、冷害に強い「ひとめぼれ」の作付けが勢いを増し、ササニシキは影を潜めることとなりました。

作付け面積が急激に減少し、近年では全国の米作付面積の1%程度(3000ヘクタールほど)にまでシェアを落としています。

そのため今では貴重なお米となりましたが、いまだに根強いファンを抱えています。

 

ササニシキのお米の味は?

ササニシキの味の特徴は、あっさり、さっぱりとした上品な味です

粘り気が少なく、ほぐれやすいのも特徴となっています。

ご飯の粘りはお米に含まれるデンプンによるものです。

このデンプンにはアミロースとアミロペクチンの2種類あり、デンプンのアミロースの割合が少ないと粘りが強いご飯になり、逆にアミロースの割合が多いと粘りが少ないご飯になります。

アミロースの含有量がもっちりとした食感のコシヒカリが17%程度にたいし、ササニシキは20-23%と多いため、さっぱりした食感となっています。

ササニシキ米の美味しい食べ方

ササニシキはさっぱりとした口当たりでお米自体の主張が少ないため、おかずの味を引き立てる上品な味が特徴的です。

粘りが少なく、あっさりとしていますので、巻き寿司などの日本食にも良く合うお米です。

また、パラパラとする特徴もあるお米なので、チャーハンや雑炊にもとても良く合います。

サラッとした食感で、白身の刺身のような和風の料理、冷たいおかずにもオススメです。

さっぱりとした上品な味から飲食店からの引き合いが多く、根強い人気を誇っています。

特に、食べた時に口の中でほどける感覚が寿司に合っており、多くの寿司店でも使用されています。

また、食べごこちが軽いため薄味が好みの高齢者世代にも根強い人気を誇っています。

今や幻の米とも言われるほどの希少で奥ゆかしく上品なササニシキの新米を是非ご賞味ください。

お米 まとめ

今回は昔から米の3大銘柄といわれてきた あきたこまち、コシヒカリ、ササニシキを取り上げてみました。

毎年新米を楽しみにされている方多いことと思います。

それぞれお米の特徴を捉え試してみるとさらに楽しくなりますね。

今や、スーパーなどで気軽に購入できるお米ですが、お米の難点はとにかく重たいことではないでしょうか?

その点、通販はとても便利です。

自宅に配達してくれますので、高齢の方々も本当に助かるのではないでしょうか?

もっぱら配達員の方に感謝です。

また、ふるさと納税の返礼品でもお米は大人気です。

日本人の古くからのソウルフード。

是非、参考にして今年も新米を楽しんでくだされば幸いです。

 

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