「他の人の何気ない言葉に深く傷ついてしまう・・・」
「周りの人が気にしないようなことを、なぜ自分は気になってしまうんだろう」
「もっと神経太く生きられたらいいのに」
そう思って悲しくなることがありますか?
この記事では、HSP(Highly Sensitive Person)が傷つきやすい理由と対処法について書いていきます。
HSPとは何かと思われる方は、こちらの記事をご覧ください。
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HSP 傷つきやすい理由

なぜ、HSPの人たちは心が傷つきやすいのでしょうか?
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる  「繊細さん」の本 (武田友紀著)によると
繊細さんの特徴は「感じる力が強い」という一言に集約されます。
感じる対象は多岐にわたります。
人の感情、場の雰囲気といった人間関係に関するものから、体調や自分自身の気持ちもよく感じ取ります。(抜粋)
ということです。
HSPの繊細さについてはこちらの記事をご覧ください。
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 では、なぜ感じる力が強いのでしょうか?
鈍感な世界に生きる 敏感な人たち(イルセ・サン著)によると
ミラー・ニューロン・システムを含む、共感を司る脳の領域がHSPのほうがより活発であること。
(ミラー・ニューロン・システム:まるで相手の感情を鏡で映したかのように、他の人の感情が自分自身の感情であるかのような反応を示す脳内システムであるとみられています)
HSPはほかの人よりも、人の感情にーポジティブなものも、ネガティブなものもー影響されやすいのです。
ですから、HSPの人は自分で意識していなくても、脳内システムが活発であるため、感受性が豊かということです。
 この研究結果は、ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 (SB文庫)で有名なエレイン・アーロン博士によって行われ、2014年国際的な科学雑誌「Brain and Behavior}で公式発表されています。
HSPの感受性に関してはこちらの記事をご覧ください
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ですから、感じる量が多いためポジティブなこともネガティブなことにも反応しやすくなってしまうのです。
では感じたことから傷つきやすくなるのはなぜでしょうか?
HSP 傷つきやすい理由1,人の言動を深読みしてしまう
HSPには「Depth of processing」 深く考えたり、処理するという特性があります。
そのため、得た情報に対して深く考える傾向があるのです。
HSPの特性に関してはこちらの記事をご覧ください。
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それに加え、直感力も働きます。
声のトーン、顔色、表情、何気ない仕草など、何気ない言動も他の人が見逃してしまうような小さな情報もキャッチし、それをいくつもつなぎ合わせ深く考えます。
「本当はこういう事を言いたかったんじゃないか」など、言葉の裏に隠された意味や意図を読み取ろうとします。
自分で推測してしまい、相手が意図していなかったとしても、何気ない言葉にも傷ついてしまうことがあるのです。
HSP 傷つきやすい理由2,自己評価が低い
こうした、思考の背後には自分に対する自信のなさから来る場合が多いと言えます。
その理由として、タフさや効率を重んじる世の中において、HSPの気質はなかなか人々に受け入れられにくく、馴染めない自分に対し、責めてしまったり、自己嫌悪に陥りやすくなってしまうからです。
そのため、自分に自信がなくなり、他の人のささいな言動に対しても傷つきやすくなってしまいます。
自分の低い自尊心を補おうと、自分自身に対して高い基準を設け、それに向かって努力するものの、基準が高すぎて到達できず、さらに自信を失い、自分に傷つくといった負の連鎖が生じます。
HSP 傷つきやすさの対処法

では、どうすればよいでしょうか?
HSP 傷つきやすさの対処法1,相手ははたして自分と同じ感覚なのだろうかと考える
確かに、自分がキャッチしたいろいろな情報から、「自分はそう感じたかもしれないが、それは本当にあっているのか」。立ち止まって考えてみましょう。
以外にずれている場合も多いものです。
相手はぜんぜんそんなつもりがなかったのに、一人で傷つき苦しんでいたとしたら、苦しんだ分だけ損した感じになりませんか?
それでも、「いや、間違いない。絶対そうだ」と思えるときはどうでしょうか?
そういうときは、「自分が当たり前に持つ感覚が相手にはないのではないかという疑問を持つ」ということです。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる  「繊細さん」の本 (武田友紀著)によると
「自分は他の人よりも繊細なようだ」となんとなく気づいていても、相手に、自分が当たり前に持つ感覚がどのくらい「ない」のかを実感している人はほとんどいません。
それもそのはず、感覚は生まれたときから当たり前であり、わざわざ言葉に出して相手に確かめることがないからです。
自分が当たり前に持つ感覚が、相手には「ない」のではないか?
繊細さんと非・繊細さんの感覚の違いは、繊細さんの想像をはるかに超えています。
「相手も同じように感じているはず」と思って非・繊細さんに接すると、思わぬすれ違いが生じ、誰も悪くないのに傷ついてしまう事があるのです。
ですから、まず「感覚の違いを受け入れること」も必要以上に傷つかずに済む上で助けになるかもしれません。
HSPの特性は生まれつきであるため、今まで、「感覚の違い」という発想すら浮かばなかったかもしれませんが、時間をかけて少しずつ受け止めるよう意識するならば悩みも和らぐかもしれません。
HSP 傷つきやすさの対処法2,自分を受け入れる
子供の頃、もう少しタフになるように言われてきたかもしれません。
また、大人になってからも、周りの期待に応えるように、タフでエネルギッシュさを自分に課してきたかもしれません。
もしそうだとしたら、ありのままの自分とは違う人間になるよう努力してきたなら、本当の自分を受け入れることが難しく思うかもしれません。
しかし、今まで周りからネガティブなことを言われ、さらに自分まで自分を否定してしまうなら、本当の自分は苦しくて自信を持つことなどとてもできません。
まず、見過ごしがちな繊細さの良い点に気づきましょう。
生まれもった自分のままの繊細な感性や感情を、否定するのではなく受け入れるのです。
自分を受け入れ、肯定することによって安心感が生まれます。
無意識のうちに自分にかけていた、緊張を緩めることにより、気持ちや考え方もほぐれ、傷ついたり、苦しんだりすることが和らぎます。
HSPの人は他の人にとても配慮や優しさを示すことができます。
自分に対しても適切なおもいやりを示すことは大切です。
HSP 傷つきやすさ まとめ

HSPは多くの長所を持ち合わせていますが、その反面、困難な点が多くあることも事実です。
HSPの特性は生まれつきであるため、治療によって変えることはできません。
時として、傷ついたり苦しむこともありますが、自分を知り、上手な対処法をみつけ、心の痛みを和らげていくことができたらいいですね。
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