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HSP 感受性の豊かさを理解して上手に対処する方法

2021-03-28

「よくそんなことまで気づくね」

そう言われたことはありませんか?

特に意識しているわけではないけど気づいてしまう。

そう感じてしまう。

「自分は感受性が強い。なぜだろう」

この記事ではHSP(Highly Sensitive Person)が感受性が豊かと言われる理由について、また、そのメリットや対処法などについて書いていきます。

 

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目次

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HSP 感受性豊かな理由

HSP 感受性豊かな理由

 

 

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち(イルセ・サン著)によると

ミラー・ニューロン・システムを含む、共感を司る脳の領域がHSPのほうがより活発であること。

(ミラー・ニューロン・システム:まるで相手の感情を鏡で映したかのように、他の人の感情が自分自身の感情であるかのような反応を示す脳内システムであるとみられています)

HSPはほかの人よりも、人の感情にーポジティブなものも、ネガティブなものもー影響されやすいのです。

ですから、HSPの人は自分で意識していなくても脳内システムが活発であるため、感受性が豊かということです。

 

この研究結果は、ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 (SB文庫)で有名なエレイン・アーロン博士によって行われ、2014年国際的な科学雑誌「Brain and Behavior}で公式発表されています。

しかもそれは後天的なものもではなく生まれつきなものなのです。

自分で選択した情報ではなくても、否応なく入ってくるという状態なのです。

それに加え、HSPには「物事を深く考える」という特性があります。

 

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本によると

繊細な感覚がせん毛のように伸びていて、相手の感情から音、光までさまざまなものをキャッチする。

繊細な感覚に触れたものが心や体に届き、心でじんわり味わう。

いろいろなことを感じ、大きく感動したり深くあたたかい気持ちが沸き起こったりと、「深く強い感情」が起こるのです。

自分にとって「いいもの」を感じるのも「痛い・つらいもの」を感じるのも、同じ繊細な感覚です。

寒さ、暑さの一方だけを感じることができないように、繊細さんの感覚もいいものだけを抜き出して感じることはできません。

痛みであっても心地よさであっても、遭遇すれば半自動的にキャッチしてしまうのです。

 

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本の著者によると「心の深さ」と表現しています。

また、その感じる力も人により強度が異なることも述べています。

HSPの人にとって、小さなことに気づくのはごく自然なこと。

そして受け取った情報がポジティブなものもネガティブなものも心の奥深くまで届きます。

そのため、感受性が豊かなのです。

 


 

HSP 感受性が豊か メリット

HSP 感受性が豊か メリット

HSPは感度の良いアンテナも持っています。

そのため、自分に感化を与えるような情報をキャッチすると、深く心で味わい、そこから影響を受け、クリエイティブなアイデアやインスピレーションがひらめくことがあります。

自分の感性にあう芸術や音楽、鳥のさえずりや花の香り、美味しいものなどに触れると、心の奥深くまで染み込み幸せを感じることができます。

他の人に対しても感受性が豊かなため、共感することができ、相手に配慮を示すことができます。

感じる力が強いため、早めに危険を察知し、未来のリスクに気づくことができます。

 

HSP 感受性が強い デメリット

先述したように、HSPは感受性が豊かなため、ポジティブなことだけではなくネガティブなことも深く感じ取ってしまいます。

ですから、「他の人の一言がずっと気になってしまう・・・」ということもあります。

また、感じる力が強いため、相手の機嫌や雰囲気を感じ取りやすく、その人の気持ちに振り回されて疲れてしまうこともあります。

周りからも「気にしすぎなんじゃないの」とか「心配し過ぎだよ」といわれ、ますます自信がなくなってしまいます。

よく細かい点にも気づき、それに対応しようとするため「完璧主義」と見られがちです。

 

HSP 感受性強いことへの対処法

HSP 感受性強いことへの対処法

 

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本によると

繊細さんにとって「誰かの機嫌が悪いと気づく」のは 、「机にあるコップが見える」のと同じくらい自然なことです。

「気にしなくていいのに」というのは「コップなんて視界に入れなきゃいいのに、なんで見ちゃうの?」と言われているのと同じ感覚です。

明らかに見えているものを「見なくていい」と言われてもどうやったら「コップだけを見ずにすむ」のかわかりません。

「私だって気にしたいわけじゃない。でも、気づきたくなくても視界に入ってきてしまう」という状況なのです。

繊細さんが身につけるべきは、気づかないよう自分を作り変えることではなく、「気づいたことに対する対処の仕方」なのです。

ですから、感受性豊かな特性からキャッチした、ネガティブな情報に対し、気づかないフリをすることでも、気づかないよう自分を作り変えることでもないということです。

気づいたことに対する対処の仕方」が重要となってきます。

ではどのように対処したら良いでしょうか?

自分が当たり前に持つ感覚が、相手には「ない」のではないか?という疑問を持つということです。

相手に、自分が当たり前に持つ感覚がどれほど「ない」のかを実感を持って認識している人はほとんどいません。

それもそのはず、感覚は生まれたときから当たり前であり、わざわざ言葉に出して相手に確かめることもないからです。

繊細さんと非・繊細さんの感覚の違いは、繊細さんの想像をはるかに超えています。

繊細さんはとりわけ感じる力が強いため、「相手も自分と同じように感じているはず」と思って非・繊細さんに接すると、思わぬすれ違いが生じ、誰も悪くないのに傷ついてしまうことがあるのです。

このことを理解すると、だいぶ心が軽くなるのではないでしょうか?

時間をかけて、少しづつ感覚の違いを受け止めることにより、不必要に傷つくことを避けることができるかもしれませんね。

 

 

HSP 感受性豊か まとめ

感受性豊かであるがゆえに、ポジティブなこともネガティブなことも、深く感じ取ります。

それは、時として幸福を生み出し、また心を傷つけるものともなります。

もし、自分を苦しめる状況となってしまったなら、ふと見方を変えてみると、視点が変わり心が軽くなることがあるかもしれません。

「感受性が強い」自分を否定するのではなく、自分を受け入れ、良い面も悪い面も上手に対処し付き合って前に進んでいきたいですね。

 



 

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