誰かに気に触ることを言われた時、あるいは理不尽なことをされた時、あなたはどのような反応を示しますか?
事件やトラブルが絶えない世の中で、すぐに「キレる」人が大勢います。
そんな時どんな対応をしたら良いでしょうか?
どんな人格が助けになると思いますか?
今回は、魅力的な「温厚」という特質について書いていきます。
目次
温厚とは?

「温厚な人」と聞くとどんなイメージを持ちますか?
温厚とは、「優しく性格や言動が穏やかな様」。という意味です。
英語では、a mild person と表現します。
「マイルドな人」なんとなくイメージがつきますね。
温厚の類語は?
温厚の類語として、柔和、温和、柔順 という言葉があります。
温厚の対義語は?
温厚の対義語は、冷酷という言葉が当てはまります。
また、粗暴、なども意味としては温厚と逆の言葉としてあげられると思います。
温厚な人の特徴

人間関係の緊張を和らげることができる
相手が激怒している時、共にキレて怒鳴り返すなら火に油となり収拾がつかなくなりますよね。
一方が怒っていても、穏やかな対応をするなら、相手の怒りの火も徐々に鎮火していきます。
温厚な態度は、怒っている相手の心を落ち着かせる働きがあります。
利他的である
温厚な人は他の人の事を優先に考え、自己中心的ではありません。
気遣いを示すことができ、他の人に親切です。
困っている人を助けようとします。
誰かに相談された時、親身になって考えることができます。
また、温厚な人は、分け隔てなく人と接します。
安心感を与える
温厚な人と共にいることはとても居心地の良いものです。
冷酷で、粗暴な人とずっと一緒にいたいとは思いません。
いつ怒りを爆発させるかわからなく、ビクビクおどおどしていなければならない人のそばにいることはストレスになります。
温厚の人は、そういう人とは逆で、まわりの人ををリラックスさせ、安心感を与えます。
微笑みを絶やさない
温厚な人は、常に微笑みを浮かべ、優しい雰囲気を醸し出しています。
その笑顔から心のゆとりまで感じてくるものです。
温厚な人って弱い人ですか?

一般的には、押しが強く少々強引で、ある意味攻めるタイプの人の方が一目置かれやすい傾向があります。
温厚な人は、控え目で、弱く見られがちです。
では、温厚な人は弱い人なのでしょうか?
誰かから、嫌がらせやひどい扱いを受けた時、すぐに感情を爆発させ大声を出してわめき散らす人と、温厚で穏やかな対応をする人ではどちらが本当の意味で強いと思いますか?
イラッとさせられた時、カッとなって怒鳴り散らしてしまうことはとても簡単です。
ただ衝動のままに行動しているだけだからです。
それでは、子供の駄々こねと同じになってしまいますね。
たとえ刺激されるようなことがあったとしても、自分をコントロールして、温厚に対応することができることこそが、本当の強さなのではないでしょうか?
本当の温厚さとは?
「あの人、口調は穏やかだけど言っていることがきついよね」。
そう思ったことありませんか?
本当の温厚さとは心から出てくるものです。
単に、しぐさや物腰、口調が穏やかでも、話している内容が皮肉いっぱいだったり、痛烈な批判を述べていれば、その人は温厚と言えるでしょうか?
純粋に心から外面に温厚さが表れるなら、笑顔も雰囲気もたたずまいも魅力的になります。
温厚 まとめ
温厚な人といると、周りが温かい雰囲気になります。
今の社会の中で、常に温厚でいるということは、現実的に難しい時もありますね。
でも、温厚な人になれるように意識するときに、きっと自分も以前に比べて磨かれ、魅力的な人として成長できるかもしれませんね。
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