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ADHD 多動症の特徴とまわりの配慮

2020-11-29

ADHD 「注意欠如・多動症」を患い日々生きずらさを感じている方。

また、その方を支える周りの人々もおられることと思います。

この記事では、ADHD の症状である「多動性」の特徴と、周りの人たちがどのように支えることができるかについて書いていきます。

 

目次

ADHDとは?注意欠如・多動症の特徴と周りの対応について

「ADHD」 近年、この言葉をよくに耳にするのではないでしょうか? この記事では、ADHDとは何か、特徴や周りの対応などについて解説していきます。 目次 ADHDとは ADHDとは、Attention ...

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ADHD 多動性 特徴

まず、ADHDの多動の症状にはどのようなものがあるでしょうか?

  • 貧乏ゆすりなど絶えず手足をそわそわ動かしている
  • 席についていられない
  • じっとしていられない
  • 静かにできない
  • 不適切な状況で急に走り出す
  • おしゃべりが過ぎる
  • 質問が終わる前に答えてしまう
  • 順番を待つことが難しく、抜かしてしまう
  • 他人のしていることをさえぎってしまう

といった特徴があります。

こうしたことはADHDでない場合もあり得ますが、ADHDでは年齢に対して不相応に生じたり、日常生活や社会生活に支障をきたしたり、対人関係にも影響が出るなど、自分自身も困ってしまうという事が生じます。

では、どのように対応し接していったらいいでしょうか?

ADHD 多動症に対する対応

ADHD 多動症に対する対応

多動性

長時間じっとしていることに、難しさを感じ、集中力が持続できず、疲れやすく他の人よりも神経を使います。

そういう時は、我慢するのではなく、休憩時間に思いきり体を動かして発散することや、いったん席から離れてリフレッシュすることもできます。

また、気がそれやすいため、静かな環境を整えたり、周囲が声かけなどをして注意を引き戻すように援助できます。

落ち着くことが難しいため、忘れ物などが目立つ場合があります。

忘れ物を軽減させるため、メモを書いたり、リマインダーなどを活用することにより便利なツールを取り入れ対処するよう工夫できます。

逆に、多動の傾向を活用して犬の散歩など体を動かす事をする方法もあります。

 

衝動性

おしゃべりが過ぎてしまったり、質問が終わる前に答えてしまうなどの衝動性があります。

感情的に叱るのではなく、なぜダメなのか、どうすれば良いのかなど理解しやすい言葉で具体的にわかりやすく説明します。

やって欲しい事を一度にたくさん言いたくなりますが、多くの情報が入る事で混乱してしまう場合があるため、具体的に一つずつわかりやすく話すことが大切です。

また、衝動的に行動してしまうため物事の因果関係がつかめない傾向があります。

結論だけ伝えるのではなく、時には視覚的なものを用いたり、褒めたりしながら、わかりやすく整理して情報を伝えることが大切です。

ADHD 多動症の人に対するまわりの配慮

ADHD 多動症の人に対するまわりの配慮

 

ADHDは、多動・衝動性の傾向があるため周囲から「乱暴・反抗的」と誤解されがちです。

しかし、実際は周りを困らせる障害ではなく、本人自身もコントロールできず困っている障害であることを周りも認識することが大切です。

ですから、注意する時は傷つけない話し方をする必要があります。

ADHDの方は、傷つきやすく、自分を否定したり、悲観的になりやすい特性があります。

感情的できつい口調になってしまうと、「怒られてしまった」ということが印象に残ってしまい、自分の人格を否定されたと感じてしまうかもしれません。

感情的に叱られる頻度が高くなると、自信を失い、劣等感や自己評価が低くなり、抑うつ症状や不安症状を誘発させかねません。

周りの辛抱も必要になりますが、静かに穏やかな声で、なぜ上手くいかなかったのか考えるよう勧めすることができます。

とかく、できないことの方に目が行きがちですが、好きなこと、得意なこと、興味があるところを伸ばしていくならば、徐々に自信がつき、本人も成功体験からできたと実感し、やる気が出てくるかもしれません。

そして、周りのADHDに対するを正しい理解も不可欠です。

ADHDを患っているとその特性から、対人関係もギクシャクしたり、孤立してしまうことがあります。

ADHDについて正しく理解し、サポートしてあげましょう。

また、支える側もストレスに気をつける必要があります。

何度も同じことで叱らないといけなくなったり、ADHDの特性から振り回されたりすることがあるからです。

悩みを一人で抱え込まないようにし、必要であれば医療機関などの専門家に相談したり、周囲に協力を求めていくことも大切です。



ADHD 多動症 まとめ

すぐに解決できる問題と違い、本人も周りも長いスパンでこうした特性と付き合っていかなければならないかもしれません。

ADHDの正しい知識を得ると共に、特徴を理解し、うまく対処できるまたその人にあった処世術を見つけて行きたいですね。


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