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HSP 繊細さを理解して自分を受け入れる方法

2021-03-26

「そんな細かいこと言ってもしょうがないでしょ」

「そんなに細かくやっていたら終わらないよ」

こんなふうに言われたことはありますか?

「そう言われても、いろいろ気になってしまうし。自分って敏感でやだなぁ。どうしたら変われるんだろう」。

こんなふうに悩まれておられるでしょうか?

この記事ではHSP(Highly Sensitive Person)の特性である「繊細さ」をどうとらえるかについて書いていきます。

 

HSPとは?ということについてはこちらの記事をご覧下さい。

目次

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HSP 繊細さは個性

いきなり結論ですが、繊細さは個性、気質であり、自分を構成する大切な一部分です。

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる  「繊細さん」の本 によると

生まれつき背の高い人がいるように「生まれつき繊細な人」がいる。

「ただ繊細に生まれついた」という気質なのです。

 

ですから、HSPにとって「繊細さ」は人間関係、仕事、体調など生きる上でのベースになっています。

その繊細さから、「感じる力」が研ぎ澄まされ、非常に感度の良いアンテナを持ち合わせているのです。

感じる対象は多岐にわたります。

人の感情、場の空気を読むこと、光や音、気温といった環境の変化などの「外的要因」から「自分の体調や気持ち、思いついたアイデア」といった、いわゆる自分の「内的要因」に至るまで様々な要因を感度良く感じ取ります。

こうした、特性はすべて感覚刺激に対する「繊細さ」がもとにあるのです。

 

 

 

HSP 繊細さは長所

HSP 繊細さは長所

 

「鈍感力」などが優遇される世の中において「繊細さ」を欠点、弱点とみなされる、また、自分でそう捉えてしまうことがあるかもしれません。

しかし、本当にそうでしょうか?

五感が鋭敏なため、味や香り、色彩や音など微妙な違いを見分けることができます。

人の優しい笑顔や何気ない優しさなど、他の人が見過ごしそうな小さな幸せに気づき、深く味わうこともあります。

他の人の気持ちを察する優しさから、周りからも親切そうな人と評価されることもあります。

豊かな感受性から、写真、絵画、音楽、など他の人には真似できないような感性を反映し、エッセンスを抽出させ、人々の心を打つ表現力豊かな作品を生み出すことがあります。

その繊細さから、人の心の動きも敏感に感じ取り、相手の気持ちを大切にして、セラピストなど世に貢献している人もいます。

鋭い直感力から、仕事でも皆が当たり前に思っていることに疑問をいだき、問題点を見抜くこともあります。

深く考えることから、ものごとの本質に気づくことさえあるのです。

他の人に対する配慮、気配り、物事を深く考える思慮深さ、先を読み取る洞察力、感受性豊かなこと、五感の鋭さこうしたことは欠点でしょうか?

欠点どころか人間として美しいことではないでしょうか?

HSPはまず、自分の繊細さの良いところを知ること

そして、繊細さを短所ではなく長所ととらえて自分に自信を持つことが大切です。

長所としての特性を上手に生かせば、繊細な自分を受け入れ、穏やかに生きるコツを得ることができるのです。

 

HSP 繊細さ 対処法

HSP 繊細さ 対処法

一方で、微妙な場の空気を読むこと、光や音などの五感で感じる刺激、人の感情の揺れ、生活の変化など、いわばさまざまなノイズもともにキャッチしてしまい、緊張やストレスを感じている場合も多いのです。

先述した 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる  「繊細さん」の本 によると

自分にとって「いいもの」を感じるのも「痛い・つらい」を感じるのも同じ繊細な感覚です。

寒さ、暑さの一方だけを感じることができないように、繊細さんの感覚もいいものだけを抜き出して感じることはできません。

痛みであっても心地よさであっても、遭遇すれば半自動的にキャッチしてしまうのです。

 

ですから、HSPが身につけるべきは、気づかないよう自分を作り変えることではありません。

また、気づかないフリをすることでもありません。

気づいたことに対する対処の仕方、技術を身に着けていくことが重要となってきます。

繊細な長所を最大限に活かすためにどのような対処法がとれるでしょうか?

そのためには、刺激との適度な距離感、十分な休息、などにより回復しやすくなります。

 

繊細さ 対処法1,刺激と適度な距離をとる

まずは、「自分が刺激を強く受け止めやすい特性だ」ということを自覚することが大切です。

まず、ノイズともいえる、混乱のもとを物理的に排除することができます。

耳栓を使うことも助けになるかもしれません。

自分にとって刺激が強すぎると感じたら、少し離れて様子を見るなど適度な距離をとるなど物理的に離れることを意識しましょう。

 

繊細さ 対処法2,  十分な休息をとる

感度の高い高性能なアンテナを日常的に張り巡らしているため、多くの情報を受信し、処理するために多大のエネルギーを消耗して、疲れやすくなってしまっていることも事実です。

予定を目一杯詰め込みすぎないことも重要です。

疲れたと思ったら、無理をせずに休みましょう。

回復するためには十分な休息が必要です。

じっくり疲れを癒やすことにより、次に向かうエネルギーをチャージすることができます。

アロマオイルなど利用し、心身リラックスさせるのも良いですね。

疲れやすい自分を責めてしまったり、「こんなに休まないと疲れが取れないなんて」と気をもむのではなく、「自分には必要なこと」と自分に言い聞かせましょう。

 

HSP 繊細さ 自分の感覚を肯定しましょう

「自分って敏感でやだなぁ」

まだそう思われるでしょうか?

それは「自分って、背が高くていやだなぁ」と思っていることと同じかもしれません。

繊細さは、「能力」生まれもった「賜物」です。

それを否定してしまうことは、自分自身を否定してしまうことにならないでしょうか?

まず、繊細さの良さに気づきましょう。

繊細さの良さに気づき、それを受け入れる。

決して過小評価しないでください。

そうすることにより、安心感が生まれ、繊細さの良い面で眠っていた素晴らしい潜在能力が発揮され、自分に自信をもってイキイキと歩むことができるのです。

 

HSP 繊細 まとめ

HSP 繊細 まとめ

「繊細さ」だけを優遇し、「鈍感力」を否定するわけではありません。

また、「自分が変われない」とあらかじめ決めているわけでもありません。

しかし、その人が生まれもった特性は、自分の意思でコントロールできないことがあることも事実です。

それを踏まえた上で、人それぞれが持つ味わいある個性を尊重し、自分の持って生まれた特性を活かして生きていけたらと思い、多くの人にエールを贈ります。

 


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