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ADHDとアスペルガー その違いと共通点について

2020-12-20

ADHDとアスペルガー その違いと共通点について

「ADHD?それともアスペルガー?」

発達障害であるADHD(Attention-Deficit Hyperactivity Disorder 注意欠如・多動症)とアスペルガー症候群。

何か、違和感を感じつつどちらに当てはまるのか?あるいは、この二つの違いは一体何かわからないことがあります。

この記事では、両者の違い、共通点などを書いていきます。

 

 

目次

ADHDとは

ADHDとは

ADHDとは、発達障害の一種で、Attention-Deficit Hyperactivity Disorder の頭文字を取ったもので「注意欠如・多動症」のことを指します。

原因はまだ明確にはなっていないものの、注意を持続させたり、行動などをコントロールする脳の前頭葉がうまく働いていないのではないかと考えられています。

先天的なもので、脳のアンバランスにより「不注意」「多動性・衝動性」といった特性が現れます。

年齢や発達に見合わない、落ち着きのなさ「不注意さ」、好きなこと以外に興味や関心を示さず集中力が持続しない「多動性」、思いついたことを即座に行動してしまう「衝動性」、といった問題が、生活や学業に悪影響を及ぼし、その状態が6ヶ月以上持続していることと定義されています。

 

ADHDに関してはこちらの記事をご覧ください。

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アスペルガー症候群とは

アスペルガー症候群とは

アスペルガー症候群は発達障害で自閉症の一つとされています。

アスペルガー症候群は「自閉症スペクトラム(ASD)」の中に分類されています。

この「スペクトラム」とは「連続体」という意味を表し、自閉症やアスペルガーなどと重なる概念があるため、明確な境界線が引けず、連続した一つのまとまりとして、「自閉症スペクトラム」と広い範囲で表現されています。

アスペルガー症候群は、先天的なもので、知能や言葉には問題がないのも特徴です。

特性としては、「対人関係をうまく築くことができない」「特定の物事に強いこだわりがある」「日常生活や行動がパターン化される」といったものがあります。

 

対人関係をうまく築くことができない

相手の気持ちを理解したり、空気を読むことが難しいため、場にふさわしい行動を取りづらくなり、コミュニケーションで問題を抱えやすく、対人関係を上手に築くことが難しい特性があります。

相手が興味がなくても、一方的に話し続けてしまったりするため、本人に悪気はないものの、周囲からは「非常識」「自己中心的」と見られやすくなってしまうのです。

 

特定の物事に強いこだわりがある

ある物事や分野に強いこだわりを持ち、のめり込んでしまうほど熱中するといった特性があります。

 

 

日常生活や行動がパターン化される

パターン化された生活様式、規則性などにこだわります。

融通を聞かせることが難しく、自分のやり方やペースを最優先させたいという傾向が強く現れます。

法則性が崩れると、次に何が起こるかなどの想像力が乏しいため、変更や変化を嫌がります。

 

ADHDとアスペルガーの共通点と違い

ADHDとアスペルガーの共通点と違い

 

自己肯定感が低い

ADHD:「不注意」「衝動性・多動性」といった特性から、子供の時から、また、大人になって社会に出ても、周囲から叱責されたりする機会が多いため「自分はダメだ」と思いやすく自己肯定感が低くなりがちです。

アスペルガー: コミュニケーションがうまく取れなかったり、対人関係で周囲となじみにくいため、自己肯定感が低くなりがちです。

 

 

空気が読めない

ADHD:「衝動性」という特性から、思いついた事やひらめいたことなど、場の空気を読めずに発言してしまうことがあります。

アスペルガー:他の人の気持ちを読み取ることが困難なため、相手に失礼な言動をしてしまい、怒らせてしまうといったことがあります。

 

 

 

興味関心のあるものに集中する

どちらも、自分の関心のある事に関しては、没頭する(過集中)という特性があります。

その点を活かし、専門職などを職業と選ぶ方もいます。

 

こちらの記事もご覧ください。

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整理整頓

ADHD:整理整頓は苦手な傾向があるため、忘れ物や失くし物が多くなります。

「不注意」「多動性・衝動性」といった特性から、作業などしていても途中でほったらかしにしたり、片付けられないことがあります。

アスペルガー:周囲からは散らかっているように見えても、本人とっては規則性があり、何がどこにあるかは分かっていることが多いです。

 

 

注意や関心の向き方

ADHD:「衝動性・多動性」といった特性から、注意がいろいろなところに分散され、楽しそうな事に関心が向き、瞬発的に行動します。

そのため、注意・関心が「外に」向きやすくなります。

アスペルガー:他の人に対する関心が薄く、コミュニケーションを上手に取ることを苦手とします。

いつも決まった事などに関心が向き、限定的です。

そのため、注意・関心が自分の「内に」向きやすくなります。

 

 

執着の強さ

ADHD:自分の関心のない事に関しては注意が持続せず、執着することはあまりありません。

しかし、関心のあることは、逆に注意の切り替えが難しく没頭してしまい、執着は強く現れることがあります。

アスペルガー:自分のこだわりや関心のある事に対する執着が強い傾向があります。

 

 

 

動揺するポイント

ADHD:物事を順序立て、計画通りに行動することが苦手です。

そのため、嫌なことは先延ばしにしてしまい、期日が近づいてから慌ててしまい、動揺するといった傾向があります。

アスペルガー:物事を計画通りに行動していくことを得意とします。

しかし、不意に予定とは違った事態が生じると動揺し、どうしたら良いかわからなくなり不安になってしまいます。

 



ADHDとアスペルガー併発?

ADHDとアスペルガー併発?

ADHDとアスペルガーは、似たような特性があり、区別が難しい場合があります。

人により強く出る特性も異なっているため、判断は簡単ではないようです。

「なんとなく違和感を感じる」。などといった状況がありましたら、専門医に診ていただくことをおすすめします。



 

ADHD アスペルガー まとめ

「想像」、「こだわり」、「切り替え」、「段取り」、「不注意」、といったことは、脳の前頭前野が関係してきます。

しかし、脳の機能はまだまだ解明されていないことが多いため、はっきりとした原因がわかっていないことが現状のようです。

複雑に因果関係が絡み合っていることもあるため、専門家でも難しい分野と言われています。

大切なことは、一人一人の特性をよく理解し、ニーズや支援方法も個々に合わせた対応をしていくことが大切です。

こうした特性を抱える方たちにとって、少しでも「生きずらさ」を軽減できるように援助できたらいいですね。

 

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